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男性と女性の骨格の違いは?? [体質]

一般的に、女性の骨格は男性と違い量が少なく、なめらかで繊細です。

また、筋肉や腱を挟み込んでいるくぼみや凹凸が男性ほど際立っておらず、胸郭は男性より円形で小さいのが特徴です。肩の骨の大きさは比率からいえば男性と同じですが、男性は肩がもっとも発達していて、比べた場合に女性はより小さく見えます。

腰の彎曲は女性の方が顕著で、骨盤が前方に傾いているため、腰椎前彎となり、女性を特徴付けやすくしています。また、骨盤の位置も男性と比べて低い位置にあるのが特徴です。

男女の骨格でもっとも重要な違いは骨盤に関してで、女性の骨盤は妊娠に適合されているため、男性の骨盤より低い位置にあって相対的に幅が広くなっています。また、仙骨も広く、骨盤腔は新生児が通りやすいようにより大きく丸くなています。骨盤腔が広いことで、寛骨臼窩が互いに離れ、そのことが股関節をより大きくさせています。

このように女性の幅広い股関節は大腿骨の位置に直接影響していて、傾斜した大腿骨が脚を少しXの形に見せているのがしばしばです。広い骨盤と大腿骨の顕著な傾斜は膝の外反を起こしやすく、それはまた女性に特有の弛緩過剰によってさらに際立ったものになります。こうして脚は典型的なX状となるのです。

そうなると、股関節が大きな影響を受け、内側即副じん帯が過度に緊張し、外側の関節半月と、大腿骨及び脛骨の軟骨で覆われた関節の表面は極度の負荷を受け、そのため若いうちから膝が磨耗するということになりかねません。

病的な外反はくるぶしの沈降と足裏のくぼみの消失である扁平足を伴い、足裏の筋肉の極端な伸長による苦痛を生じることがあります。

個々の形態の違いを考慮し、また、女性は病的な外反にかかりやすく、男性は内反(いわゆるがに股)になりやすいということも考慮に入れておくことが大切です。

外反が顕著な人は慎重に運動し、負荷の大きいトレーニングは行わず、常に運動をコントロールして膝や足首の問題を悪化させるような衝撃は避けるべきです。

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トレーニングの際に考慮しておくべき女性の下半身(下肢)の骨格の特徴 まとめ

1男性よりも相対的に広くて低い位置にある骨盤

2男性より幅の広い寛骨臼窩(くぼみ)

3男性よりも幅の広い仙骨

4幅の広い仙骨によって骨盤腔の直径が大きくなっている

5男性より間隔の大きな二つの転子

6男性ほど垂直でなく傾いている大腿骨

7膝の外反(X脚)は足裏のくぼみを低下(扁平足)させやすい。扁平足が突発すると足裏の長い筋肉が極度に緊張するため足と脚に苦痛が起こりやすい。

8骨盤の幅の広さと大腿骨の大きな傾斜によって女性は膝の外反を(X脚)を起こしやすい。そうするとひざ関節が大きな影響を受ける。内側即副じん帯が過度に緊張する。外側の関節半月も、大腿骨と脛骨の軟骨で覆われた関節表面と同様に極端な負荷を受ける。そのためにひざが若いうちから磨耗するということになりかねない。

妊娠直後のトレーニングは要注意! 恥骨結合の脱臼

妊娠中のホルモン分泌の増加が、筋肉の弛緩を促し靭帯を極度に柔らかくし、靭帯の弛緩過剰は通常は動くことのない骨盤の関節にとって大変重要な役割を果たします。分娩時には恥骨結合が緩むので、骨盤腔が広がり胎児が通りやすくなります。したがって、分娩の後は骨盤の靭帯が非常に緩くなっているため、本来の硬さを取り戻すまではトレーニングは慎重に行うことが大切です。スクワットやデッドリフトのように大きな負荷を用いる運動や、ベンチに上がったり階段を使ったりというような多少とも激しい着地を伴う運動は避けるべきです。トレーニングの再開が早過ぎたり負荷が強過ぎたりすると、靭帯が弛み恥骨結合の脱臼を引き起こすことがあるのです。そうすると、関節が動き過ぎて苦痛を伴うことにもなります。

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Frederic DELAVIER
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女性の脂肪 [体質]

男性と女性の主な形態上の違いの一つは脂肪です。



女性の方がより豊かに脂肪を持っていて、



脂肪は体に起伏や突起をつくりながら筋肉の輪郭線を柔らかくし、



骨の突起を多少なりとも見えなくして表面をまろやかな感じにさせています。







普通の女性は平均で、

体重の18%から25%を脂肪が占めています。



その一方で男性は通常10%から15%でしかありません。



この違いは、女性が人生のある時期に自分の脂肪の蓄えで胎児、

そして乳飲み子を養わなければならないということからきています。





女性は将来の妊娠に備えて(とりわけ妊娠の後6ヶ月)、

脂肪の形でエネルギーを保存しておかなければならないのです。



女性の脂肪のつく部位は、気候によって異なるタイプに分かれているのです。



暑い国では、脂肪はより殿部についたり(アフリカの黒人女性)、

腰についたり(地中海地方の女性)、

へその周りについたり(アジアのある地方の女性)します。



暑さが烈しい時に脂肪が分厚いマントのように体全体を覆っていると、

体温調節がうまく効かなくなるのです。

暑い国ではこれを避けるために、脂肪の分布部位がこのような偏りを見せます。





反対に寒い国では、脂肪の分布はより均一で、

厳しい冬の間の優れた寒さよけとなっています。

しかし、脂肪の分布がどうあろうと、本来の役割は種の保存です。



脂肪は食糧不足の際に女性とその子供を生き延びようとさせるのです。



重要なことは、

健康な人はすべて体の正常な機能のために

ある程度の脂肪の蓄えが必要であると知ることなのです。



太るということに強迫観念的な恐れをもち、

逸脱的なまでの美の基準に自分を合わせようとするあまりに、

脂肪を全く無くしてしまうことはとても危険です。



事実として脂肪のほとんどが失われると、

ホルモン上の深刻な問題を引き起こし、

月経が止まり、排卵が一時的になくなって

暫定的な不妊症に陥るようなことにもなりかねません。



しかし、このような暫定的な不妊症は女性が自らの蓄えで養うことのできない、

生存を危うくさせるような子供の出産を避けられるため、

有効なことであるとも言えます。







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Frederic DELAVIER
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あなたはどのタイプ?〜女性の体のタイプを知る〜 [体質]

より良いトレーニングを効果的に行うためには体のことをよく理解する必要があります。



基礎知識としていくつかの知識を得ておくこともダイエットを成功させる秘訣です。



ここで、人が生まれてくる元となる胚にまで考えを遡ります。



精子と卵子の受精でできたものである胚。



この胚が発達し始めて2週間目の末期には初期の三つの層というものがすでに現れ始めます。



外胚葉と呼ばれる外側の層、中胚葉と呼ばれる中間の層、そして内胚葉と呼ばれる内側の層に分かれます。



これらの層は各々が、体の多くの組織の始まりとなるのです。



外胚葉・・・皮膚表皮や感覚器官、中枢神経系や末梢神経を形成

中胚葉・・・主として骨、筋肉、泌尿生殖器官、心臓血管系、血液を形成

内胚葉・・・腸粘膜や付属器官の腺を形成



生育の過程でこれらの三層のどの部分が優位的に発達するかで、特徴的な体形を持つ個人が

生まれてくるのです。



外胚葉タイプ

外胚葉タイプの人は長型で肩幅が狭く、骨は細く突き出ています。

脂肪がほとんどないので未発達な筋肉線維が表面に現れていて

虚弱、または繊細な印象があります。



一般的に甲状腺が大変活動的で代謝を活発に促すため、太ろうとするのであれば、

人よりも多くの食事摂取を必要とします。



筋肉をつけようとしている外胚葉型の人の多くが、数々のトレーニングを続けてこなすことができます。これは、素早く再生し直ちに回復するという外胚葉型組織の特徴を表しています。



そのため、筋肉をつけるにはたくさん食べて、バランスのとれたもの、たんぱく質が豊富に含まれているものを摂取する必要があります。

つまり、カロリーを消費する以上に摂取しなければならないのです。

しかし、外胚葉型は筋力の活力にかけることがまれにあり、

脊柱や腹筋を起立させる筋肉の力が弱く、

それに原因する脊椎の病気を患っている場合も多いのです。



外胚葉型には猫背の人も多く、

この腹筋の弱さはさらに内臓を支えられないほどの腹部下垂をもたらすこともあるのです。

つまりこの型の人は、筋肉をより鍛えて姿勢の欠点を正すことに気をつけるべきです。



中胚葉タイプ

中胚葉タイプの人筋肉質の頑丈な骨格と分厚い関節を持っています。

大きな鎖骨に筋肉の盛り上がった広い肩幅、胸囲の中では胸郭が目立ちます。

このことで丸い腹で膨らんだ体型の内胚葉型とは対照的です。



また、大きな特徴の一つとして、四肢末端部の筋肉の発達が著しいことが挙げられます。

つまり、強いふくらはぎと前腕を持っているということで、人によっては前腕が上腕の太さと等しいほどです。



筋肉量の増加は、主として性腺から分泌されるホルモンであるテストステロンに作用されるため、中胚葉型の多くが男性に見られのです。

しかし、テストステロンは微量ではありますが副腎という腎臓に被さった小さな腺からも分泌されます。そのため、これらの腺の活発な活動により女性でも中胚葉タイプ、あるいは筋肉質な人がいますが、男性の中胚葉型の人ほど発達はしていません。



また、中胚葉タイプが男性により多く見られるのは、数百万年に渡る進化の過程でなされた自然の選択でもあります。活力があり狩猟ができ、外敵から雌と子供を守ることができる雄、さらに言えば同類から尊敬され雌を手に入れられる雄。こうしたことに適用するために雄の身体はエネルギーを発揮する作用に長けていなければなりませんでした。

発達した血管や心臓、強い骨格と筋肉もそのためです。



現代の男性の生活は大きく変わったが、数百万年に渡る進化の跡がすぐに消えるものでもありません。生き延び繁殖するため、激しい活動に対応するために生まれた型が中胚葉型なのです。



中胚葉タイプの人は運動能力に長けており、大抵のスポーツをこなすことができます。

しかし、大きな筋肉がわざわいして、長距離走のような持久力を要する活動は相対的に苦手なのです。

過食によって体重の問題がたまに生じますが、節度あるトレーニングをすれば強靭でスポーツマンらしい体を保てるのがこのタイプの特徴です。



内胚葉タイプ

病的な肥満の場合は別として、内胚葉タイプの人の体は全てが丸みを帯びています。

骨格は外胚葉タイプほど細くはなく、また筋肉も中胚葉タイプほど厚みはありません。

脂肪層の発達で筋肉の起伏が見えなくなっていて、骨ばったところはどこにもなく、そのために柔らかな印象があります。



四肢はハム状で、ふくらはぎや前腕に比べて大腿と上腕が発達しているので先端が尖ったような体型をしています。消化器官が顕著に発達しているために、あたかも、体の全ての構造が消化吸収を目的としているかのようで、ときには風船のように丸い体をした人もいる。



内胚葉型は女性に多く見られ、消化器官の発達と同様に脂肪もより豊かです。女性に脂肪分が多いことには、卵巣で作られる女性ホルモンの影響があります。女性は自らの蓄えで子供を宿し養う機能を持っていて、いつ妊娠してもいいようにエネルギーを脂肪の形で蓄えておくためです。



しかし、内胚葉タイプは甲状腺が不活発で、代謝が緩慢なため、たくさん食べる必要がない。

このことは食糧不足のときには大変有利に働きますが、脂肪分を減らし美しさの基準に合わせようとするときには厳しいダイエットを余儀なくされ、厳しすぎると最後は健康と両立しないような栄養不足におちいることになります。



また、内胚葉タイプの人は膝で苦しむことが多いです。発育が終わる前、まだ骨が軟らかい時期に太ってしまう時期に太ってしまうと、その重さで脚の骨格が変形してしまい、いわゆる「X脚」となって問題を引き起こすためです。



例えば、大きなバストで覆われた胸全体を脊柱が支えていかなければならないために、彎曲している部分に負担がかかり過ぎ、その結果として脊柱が一本の柱のようになってしまうという場合などがあります。



内胚葉タイプの人が脂肪の過剰な蓄積を防ぐためには、厳密な食事制限に加えて規則正しいトレーニングを行う必要があります。トレーニング過多にならないよう注意し、あまりに厳しいダイエットで栄養不足にならないようにもしなければならないのです。


参考:

EXERCICES POUR UNE BELLE LIGNE

Frederic DELAVIER
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